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glp1とは、もともと体内にある消化管ホルモンのひとつで、インスリンの分泌を促し血糖値を下げる役割をもっています。

「痩せホルモン」とも呼ばれていて、glp1が多いと痩せやすい体質、glp1が少ないと太りやすい体質ともいわれています。

このglp1には、満腹感を得たり食欲を抑制したりする働きもあるため、ダイエット目的で服用する方も多いです。

痩身治療として、主に注射と飲み薬で処方されます。

アメリカ・ヨーロッパ・韓国では肥満治療薬として承認を受けているほどで、その効果も報告されている薬です。

glp1服用によるリスク・副作用は次の通りです。

・急性膵炎

・胃腸障害（下痢、おう吐、腹痛、便秘、胸やけ）

・めまい・低血糖

中でも多く見られる副作用が、下痢・嘔吐などの胃腸障害です。

初期に副作用が出ることが多いですが、継続することで体が慣れていく薬なので我慢できる範囲であれば継続することが大切です。

また、glp1は一瞬で痩せる薬ではないため、最低3カ月程度続けることでダイエット効果を感じられます。

副作用がほとんどない方や軽い症状で済む方から、辛いと感じるほどの症状の方まで、それぞれです。

しかし、正しく服用を続ければ効果を実感できますので、これらの副作用を理解した上でチャレンジしてみてください。

glp1を服用した場合、次のようなダイエット効果が期待できます。

・食欲抑制効果

・脂肪燃焼効果

glp1は、胃の運動を抑える効果があり、胃から腸への排出を遅らせるように作用します。

そのため、胃の中に長い時間食べものが残っている状態になり満腹感が長続きします。

従って自然と食事の量が減り、ダイエットにつながります。

また、胃だけでなく脳の満腹中枢に働きかけるため、暴飲暴食や無駄食いの防止が可能です。

摂取カロリーが減ることで、自然に体重も減少していく仕組みです。

また、glp1は基礎代謝を上げて脂肪分解・燃焼を促進する働きがあります。

これは、エネルギーを蓄える細胞を熱を生み出す細胞へと変化させるためです。

摂取カロリーを減らしながら、脂肪を燃焼するというダイエットの基本となるシンプルな仕組みですね。

そのため、glp1では短期間で効果が得られるものではありません。

基本的にダイエットの効果が出るまで2〜3カ月程度かかると考えておきましょう。

また、glp1はBMI30以上の肥満の方に対する治療薬として認められている薬です。

日本人でBMI30以上の方は少なく、また元々の食事量が適正・少ない方は効果を実感できないことがあります。

普通体型からさらにダイエットするための薬ではなく、肥満を治療する薬ということを忘れないでくださいね。