COLUMN

人間が持つ自立神経には「交感神経」と「副交感神経」の２種類があります。
交感神経はからだを活動モードにする神経、副交感神経はからだを休養・回復モードにする神経で、状況に応じてどちらかの神経が優位になりからだをコントロールしています。
人がストレスを感じるときは、それに対応するため、交感神経が優位になるのですが、その状態が続きすぎると、肌の免疫が低下し、肌荒れを引き起こしてしまいます。
ストレスがたまると、ニキビができたり、肌がザラザラするなどのお悩みを持つ方も多いですよね。これはストレスによる自律神経の乱れが影響しています。
サウナはこういった自律神経の乱れにも効果的です。自律神経が整うと肌の免疫やバリア機能も正常になり、肌荒れ改善を期待できます。
またサウナの高温は、体内の「ヒートショック・プロテイン」という傷ついた細胞の回復、修復を促すタンパク質を発生させる効果もあり、こちらも肌荒れ改善を期待できる理由でもあります。「ストレスがたまっていてリラックスしたい」「ストレスで肌が荒れてしまった」とお悩みの方はサウナで自立神経を整えてみましょう。

お風呂あがりに鏡をみると、お肌がトーンアップしていると感じるときはありませんか？
それはお風呂で体が温まり、血行が良くなることで顔色が良くなっているためです。
サウナでも肌のくすみ改善を期待できます。サウナは普段のお風呂よりも高温の場所のため、血流が良くなる以外にも、大量に汗をかき、毛穴につまっていた皮脂や汚れの排出をすることができ、お肌がトーンアップしたと感じる方が多いようです。
また、汗とともに、疲労物質も体外へ出すことができるので、疲れ顔でお悩みの方にもおすすめです。

サウナ入浴はアンチエイジングの効果も期待できます。近年「サーチュイン遺伝子（別名、長寿遺伝子）」と呼ばれる哺乳類全般に備わっている遺伝子に、老化防止につながる効果が得られたという実験報告が増えており、注目されるようになりました。
サーチュイン遺伝子は空腹時に発生するとされていますが、アサウナと水風呂の温冷交互で入浴も同様な効果が得られることが分かっているようです。
サウナの高温と、水風呂の冷たさで体が一時的に「危機状態」と認識し、それに対応するためにサーチュイン遺伝子が活性化します。美肌効果以外にもアンチエイジング効果も期待できるなんて嬉しいですよね。

・入浴前の飲酒
サウナ前にお酒を飲むと血圧が下がりすぎてしまい、倒れてしまう可能性もあるため、サウナ前は絶対に飲酒をしてはいけません。

・水分補給
サウナ前、入浴中、入浴後、どの段階でも必ず水分補給を忘れないようにしてください。

・休憩をとる、無理をしない
温冷交互入浴の間に適宜休憩をいれるようにしましょう。少しでも体に異変を感じたりした場合は無理をせず、休憩を入れたり、水分補給、入浴時間を短くするなどしてくださいね。