外側鼻軟骨とは鼻筋の形を作っている部位
鼻は、主に鼻骨・軟骨・その他皮膚や脂肪で作られています。
その中でも、外側鼻軟骨は鼻筋の形に大きく影響している部位で、外側鼻軟骨が横に大きいと鼻筋が太くなってしまいます。
まずは、親指と人差し指で眉間から少しずつ下にずらし鼻をつまんでみて、鼻の構造を確認してみましょう。
鼻の付け根から触れる硬い部分は、鼻骨です。
そこから下に向かっていくとやや柔らかい感触になるところがあり、ここからが鼻軟骨になります。
外側鼻軟骨は、やや柔らかい感触になった初めに触れる部分で、鼻骨から鼻先にかけてある軟骨です。
そして、さらに下にずらしていき鼻先を触ってみると軟骨よりも柔らかく押すと潰れる感触になります。
鼻先には軟骨がなく、主に脂肪や皮膚の組織で構成されているため柔らかい感触ですが、鼻がペタンと倒れてしまわないように鼻中隔軟骨が支えています。
鼻中隔軟骨は、左右の鼻の穴を隔てている壁のようなものです。
そして、鼻先から小鼻に向けてあるのが鼻翼軟骨で、小鼻の上付近に位置する小鼻翼軟骨、小鼻の形を作っている大鼻翼軟骨があります。
鼻の美容整形では、これらの軟骨やその周辺の組織にアプローチして理想の鼻の形を作ります。
例えば、鼻中隔が短くアップノーズの場合は鼻中隔延長、大鼻翼軟骨が丸く団子鼻の場合は鼻尖形成などで、鼻の形を整えます。
外側鼻軟骨が太いと鼻が大きく見える
外側鼻軟骨は、鼻筋の形を作っているためこの軟骨が横に大きく広がっていると、鼻筋が太く見えてしまいます。
逆にしっかりと発達していて、高さがあれば鼻筋は高いといえますね。
鼻軟骨の大きさは、遺伝などの先天的な要素が大きいですが、生活習慣の中にも鼻筋を太くするリスクが潜んでいるので注意してください。
例えば、うつ伏せ寝は鼻を潰してしまうため鼻が横に広がってしまいますし、鼻クリップなどの間違った使い方も鼻へのダメージになります。
軟骨の形は簡単に変わりませんが、日々の積み重ねで少しずつ変わっていくことがあるので、注意してくださいね。
また、軟骨だけではなく、鼻の皮膚や脂肪も鼻筋の太さに影響を与えます。
過度に鼻を触る癖やクレンジングなどでゴシゴシと擦ることなどは、摩擦により鼻の皮膚が分厚くなってしまうので控えましょう。
また、体重増加により顔に脂肪がつくと顔がふっくらするだけではなく、鼻が大きくなってしまうこともあるので、注意が必要です。
これらの生活習慣に気をつけていても鼻筋が太く、気になる場合は美容整形で鼻の形を整えることもおすすめですよ。
鼻筋を細くする鼻整形とは
鼻筋を細くする美容整形は、鼻筋を切開して骨を削る方法と隆鼻術で鼻筋を通すことで鼻を細く見せる方法があります。
また、鼻尖形成で丸い鼻先を尖らせることで、鼻を全体的に細くみせることも可能です。
ここでは、次の3つの鼻整形で鼻筋を細くする方法を紹介していきます。
・鼻骨骨削り
・隆鼻術
・鼻尖形成
鼻は、鼻根・鼻筋・鼻先・小鼻とのバランスや顔全体のバランスを見た時に理想の形が決まるので、「鼻筋だけを細くする」と考えるのではなく、顔を全体的に見たときに美しく見える鼻の形を考えてみてくださいね。
鼻骨骨削り
鼻筋や鼻先の高さが十分にあり、横に太く広がっている場合は、鼻骨骨削りで鼻を細くすることが可能です。
しかし、鼻骨骨削りは鼻を切開し骨を削る施術のため身体への負担も大きい施術です。
施術では全身麻酔が用いられ、約1週間後に抜糸、その後約2週間はギプスでの固定が必要となるため、スケジュール調整が必要となります。
また、鼻筋を細くしたことでこれまで目立たなかった小鼻が広がって見えてしまうこともあるので、鼻骨骨削りの施術を受ける際には鼻全体のバランスを見て慎重に判断してください。
さらに、鼻の高さを出すことや鼻先・小鼻の形を整えることはできないので、他の施術との組み合わせも必要になる可能性もあります。
よって、鼻骨骨削りがおすすめな方は次のような方です。
・鼻の高さが十分にあり、鼻先・小鼻もシャープな鼻
・ダウンタイムが長くても平気な方
隆鼻術
鼻筋へのプロテーゼ挿入・ヒアルロン酸注入・糸の挿入などの隆鼻術で鼻筋を細く見せることも可能です。
日本人は、鼻が高すぎることでボリュームが出ている方は少ない傾向があるため、隆鼻術をでシャープな鼻を手に入れられる可能性が高いでしょう。
鼻があまり高くなくて鼻が大きく太く見えている場合は、隆鼻術で鼻筋を細くする方法を検討してみましょう。
鼻骨骨削りよりも身体への負担が少ないことも大きなメリットです。
鼻プロテーゼは、半永久的な効果があるものの、施術後のギプスでの固定や1〜2週間のダウンタイムがあります。
対してヒアルロン酸注入は、ダウンタイムがほとんどなく施術時間も短い手軽なプチ整形です。
そして、半永久的な効果を期待しつつメスを入れることに抵抗がある方は、医療用の特殊な素材で鼻の高さを出す切らない隆鼻術も検討してみましょう。
しかし、鼻が十分に高い方が鼻筋を細くするために隆鼻術を行うと、鼻ばかりが強調され全体的な顔のバランスが崩れてしまうので、おすすめではありません。
それぞれの施術の目的や、自身の鼻の状態をよく考慮して施術内容を決定してくださいね。
鼻尖形成や小鼻縮小
鼻が太いと感じる理由には、鼻先や小鼻の形・大きさが影響している場合もあります。
鼻先が丸く大きいと団子鼻の印象が強くなり、鼻の存在感が際立ってしまいます。
この場合は、鼻筋そのものが太いわけでもないのに団子鼻のせいで鼻が太く見えている可能性がありますね。
鼻尖形成は、左右に広がった鼻軟骨を縫い寄せて鼻先を尖らせることで、鼻全体を細くシャープに見せることが可能です。
また、小鼻が横に大きく広がっている場合も鼻全体が太く見える原因となるため、小鼻縮小も鼻を細くするために有効な施術でしょう。
このように鼻筋だけではなく、鼻先・小鼻が鼻全体の印象に影響しているため、鼻筋以外のアプローチを検討してみることもおすすめですよ。
まとめ
外側鼻軟骨は鼻筋の形を作っている部位で、ここが太いと鼻全体が太く大きな印象になってしまいます。外側鼻軟骨が太い場合は、鼻骨骨削りで鼻筋を細くすることができますが、鼻が太く見えている原因は外側鼻軟骨だけではないかもしれません。鼻筋だけではなく、顔の中での鼻のバランスや鼻の高さ・鼻先の大きさ・小鼻の広がりなども考慮して鼻整形を行う必要があります。鼻の構造は複雑で個人差も大きいため、自身の判断ではなく、知識のある医師の判断で施術内容を決定しましょう。当院では数多くの実績をもつ女性院長が、一人一人に適した施術を提案しますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。