Eラインとは
Eラインとは「エステティックライン」の略で、横顔の美しさの基準とされています。
鼻先と下あごの最も突き出た部分を結ぶ線をEラインと呼び、このライン上または内側に唇がある状態が理想的な横顔とされています。
Eラインは矯正歯科医のロバート・ケリッツ氏が提唱したもので、Eラインよりも上唇が4mm、下唇が2mm程度内側とうのが基準となっています。
しかし、これは欧米人の基準で提唱されたものなので、鼻の低い日本人の場合は異なります。
日本人の横顔美人の基準は、上唇がEライン上にのり下唇がEラインよりも2mm程度内側といわれています。
Eラインのセルフチェック方法
Eラインの基準はわかりましたが、詳しく何mmかを図ることは難しいと思います。
その場合は、次の手順でセルフチェックしてみてください。
定規や人差し指を鼻先からあご先にあてます。
このときに、唇が定規や人差し指に少し触れるか、もしくは触れるか触れないか程度の場合は理想的なEラインです。
まずは簡単にできるセルフチェック方法で、自身の横顔が理想のEラインか確認してみてください。
Eラインにならない原因
次に理想的なEラインにならない主な原因を3つ紹介します。
・歯並び
出っ歯や下あごが引っ込みすぎていて口先が出ている状態を「口ゴボ」、下あごが出ている状態を「受け口」と呼び、セルフチェックをしたときに口先がEラインよりも前に出ている状態です。
生まれつきの骨格の場合も多いですが、口呼吸を続けることが歯並びに影響する場合もあります。
鼻呼吸を意識することや、歯列矯正することが改善の方法です。
・あごの未発達
あごの骨格が小さかったり、あごよりも唇がでていたりする場合は、下あごが十分に発達しなかったことが原因と考えられます。
口先が出すぎてるわけではないのにセルフチェックのときにあごが後ろに入りすぎている場合は、あごの未発達が原因でEラインにならないと考えられます。
この場合は、セルフケアや美容整形で改善すると良いでしょう。
・鼻が低い
歯並びが悪くなく、あごも通常の高さがあるのにEラインにならない場合は、鼻が低いことが原因です。
特に日本人は、欧米人よりも鼻が低くコンプレックスに感じている方も多いでしょう。
この場合は、セルフケアや美容整形で鼻の高さを出すことでEラインを作ることができます。
Eラインの作り方①セルフケア
日頃のお手入れに取り入れるセルフケアで、理想的なEラインを作る方法を紹介します。
まず、鼻の高さが欲しい場合は、鼻のマッサージを行いましょう。
小鼻を両手の人差し指でつまみ軽く揺らし、その後つまんだまま鼻を前方に引っ張ります。
鼻の筋肉をほぐして、小鼻を小さくするマッサージで、鼻の形を整えていきます。
口元のセルフケアは、表情筋を鍛えることが大切です。
舌先を前に突き出すエクササイズや、「ポ・リ・バ・ケ・ツ」と口を大きく動かすエクササイズを取り入れてみましょう。
そして、あごの未発達の場合は、あごの発達を助けるためによく噛んで食べることを意識してみましょう。
また、あごのたるみが気になる場合はマッサージなどを取り入れるとより綺麗なEラインを作ることができるでしょう。
セルフケアは即効性はありませんが、コツコツと続けることで横顔美人を目指す方法です。
Eラインの作り方②歯列矯正
出っ歯や受け口など、Eラインにならない原因が歯並びにある場合は、歯列矯正をすると良いでしょう。
マウスピースやワイヤー矯正などで歯並びを整えることで、理想のEラインに近づけます。
セルフチェックをしたときに口先が出てしまっていると感じた方は、歯列矯正を試してみてください。
Eラインの作り方③美容整形
歯並びではなく鼻やあごの骨格が原因の方、そして確実にEラインを作りたい方は、美容整形がおすすめです。
美容整形でEラインを作る方法は、鼻の高さとあごの高さをそれぞれ整える方法があります。
鼻の高さを出す場合は、ヒアルロン酸を注入する方法やプロテーゼという医療用シリコンを挿入する方法、また切らない隆鼻術などの方法があります。
あごの高さを出す場合は、ヒアルロン酸を注入する方法、あごの内側に糸を通して前方に引き上げる方法、シリコンプロテーゼをあご先に挿入する方法があります。
詳しくは、当院のホームページ内の「鼻の形成」、「小顔・若見え治療」から詳しいメニューをご覧ください。
まとめ
今回はEラインについて説明しました。理想的なEラインを作る方法はセルフケアや歯列矯正、美容整形などがあります。鼻やあごの高さがない、確実にEラインを作りたい方は美容整形がおすすめです。当院では丁寧なカウンセリングを行って施術しますので、理想的なEラインを手に入れたい方はぜひお問い合わせください。