切らない整形方法3選
手術に抵抗がある方は、ヒアルロン酸注射や特殊な糸を使用した整形などがおすすめです。
メスを使用せず、施術時間やダウンタイムが短いというメリットがあるため、長く仕事を休みづらいという方にも適しています。
ヒアルロン酸注射
鼻筋や鼻根の部分に製剤を注射し鼻のラインを整える方法で、施術時間は10分程度です。
注射で量を調整することもできるため、周囲に気付かれたくないという方にも取り入れやすい方法です。
ヒアルロン酸注射はいくつかの種類がありますが、いずれも半年〜1年程度の効果期間となっています。
徐々に体に吸収されていくため、形を保つには定期的にクリニックへ通う必要があります。
ダウンタイム中は赤みや腫れが生じる可能性がありますが、1〜2日程度で終わります。クリニックによって施術当日にメイクや入浴も可能なところもあります。
鼻中隔延長術
医療用の特殊な糸を用いて、鼻の高さを出すために複数本使用して支えを作る方法です。
クリニックによって名称や使用されている糸の素材が異なりますが、「フレックスノーズ」や「クレオパトラノーズ」という方法が該当します。
ダウンタイムは2週間程度で腫れや赤みがおさまるでしょう。時間が経つと体に吸収されていくため、効果の持続期間は半年〜1年ほどになります。
小鼻縮小ボトックス注射
小鼻が横に広がる、鼻の穴が大きくなる、タレ鼻やワシ鼻の形が気になるといった原因の1つに、表情筋という筋肉の働きが関与しています。
小鼻が横に広がる原因の1つが上唇鼻翼挙筋という筋肉です。鼻の穴を広げる筋肉は鼻孔開大筋という筋で、タレ鼻やワシ鼻の形の原因となっている筋肉は鼻中隔下制筋といいます。
ボトックス注射でこれらの筋肉の働きを抑制することができます。腫れや内出血が出る場合がありますが、2週間程度で落ち着きます。
半永久的な効果が望める整形方法3選
半永久的な効果を望むなら、切開手術を伴う整形がおすすめです。メンテナンスフリーというメリットがあり、クリニックに何度も通う手間が大変だという方に良いでしょう。
ケースにより様々な施術方法がありますが、ここではアプローチ方法が異なる3種類をご紹介します。
プロテーゼ挿入
プロテーゼという医療用のシリコンを鼻の骨膜の下に入れる方法で、体内に吸収されない素材のため効果が半永久的に得られます。
目的に応じてI型やL型といった既製品が使われますが、クリニックによってはオーダーメイドで加工したものを使用します。
施術にはオープン法という鼻柱から切開して皮膚を広げる方法と、クローズ法という鼻の穴の中から切開する方法があります。
プロテーゼを入れるだけならば所用時間は10分ほどで終了しますので、体への負担も少ない方法です。ダウンタイム中の症状は痛みや腫れや内出血があり、期間は1ヶ月程度となっています。
鼻翼縮小術や鼻尖形成術
どちらも鼻の組織を切除して形を整える方法で、同時に行われることもあります。
鼻翼縮小術は、鼻の穴の内側から小鼻の溝にかけての組織を切除し、小鼻の余分な部分を丁寧に縫い縮めて横の広がりを抑える方法です。
鼻尖形成術は鼻先の余分な脂肪や軟骨を取り除き、鼻先を下に伸ばすことや向きを変えることも可能です。術後1週間程度で腫れや痛みが引いてくるでしょう。
耳軟骨移植
「耳介軟骨移植」や「耳珠軟骨移植」と呼ばれる、鼻の形を調整するために耳の軟骨を鼻先や鼻筋に移植する方法があります。
自家組織を使用するので、アレルギー反応が出にくいメリットがあります。
耳の裏側にある耳介(じかい)軟骨や、耳の表側にある耳珠(耳珠)軟骨のいずれかを使用します。
耳介軟骨を採取する場合は、耳の付け根にメスを入れるので傷跡はほとんど目立ちません。鼻に軟骨を入れる方法はプロテーゼと同様です。
まとめ
鼻の形はメイクだけでは印象を変えることは難しいため、整形をすると大きく変化を感じやすいパーツになります。
ケースによって適した施術方法も変わってきますので、カウンセリングやアフターケアをしっかり受けられるクリニックを選んで相談をしてみましょう。