顔の脂肪注入で定着しない理由
せっかく顔に脂肪注入しても、脂肪が定着しないことがあります。
残念ですが、脂肪注入した脂肪が全て定着するわけでは無く、組織片など不純物が定着率を下げます。
一般的に注入した脂肪は、約50%が1カ月で体内に吸収されていくと言われています。
もともと体内にあった脂肪細胞を取り出して、専用の機械にかけて、質の良い脂肪細胞を顔に注入するのですが、十分な酸素が供給されなければ生き続けられないんですね。
注入後に生きられなかった脂肪は体内に吸収されて、注入した部位に脂肪が残らないです。
注入する脂肪の量や質、注入部位、医師の技術が重要なポイントです。
脂肪が取り切れていない
顔に脂肪注入するにあたって、体内の不要な脂肪を吸引することが必要になります。
カニューレという細い棒のような針で不要な皮下脂肪を取り除き、取り出した脂肪を使って顔に注入します。
脂肪注入を行うには十分な脂肪量が必要です。
細身で、吸引できる脂肪がほとんどない方は、脂肪の注入を受けられない場合があります。
脂肪を取り過ぎて皮膚がデコボコになる
脂肪吸引後に皮膚がデコボコになることがあります。
脂肪吸引すると脂肪があった部分と皮膚との間に空洞ができます。
その空洞がくっつく過程で起こることで拘縮といいます。
この拘縮は、脂肪を吸引する量によって変わりますが3~6カ月たてば自然に治っていきます。
マッサージやストレッチで症状が軽減するようですので、医師の指示に従ってください。
ダウンタイムが長い
脂肪吸引のダウンタイムは、1週間から10日ほどかかります。
吸引する部位や量に個人差がありますが、吸引した部分は腫れや内出血が現れます。
ほとんどが1週間位で治まるでしょう。
施術後、麻酔が切れてから3日間ほどは、筋肉痛のような痛みを感じることがありますが、処方薬で対処できる程度で、日常生活に影響はないでしょう。
激しい運動や、入浴、飲酒は1週間程度控えて、回復を早めるためにも、医師の指示通りに生活しましょう。
脂肪注入のダウンタイムも1週間ほどかかります。
注入した部分に腫れや内出血が現れることがありますが、自然に治まるでしょう。
顔の脂肪注入で失敗しないためのポイント
実績のあるクリニックを選ぶ
クリニックを選ぶ際、ウェブサイトを見ると思いますが、脂肪注入施術の実績があるかを確認しましょう。
症例写真や動画、施術方法の解説が掲載されているか、脂肪注入の技術や蓄積があるかどうか確認することはとても有用です。
医師やスタッフ、技術や設備等クリニックの方針に共感できるか、信頼できるクリニックなのか、情報を確認しましょう。
医師の経歴や顔写真が明らかにされているか、症例写真が古すぎたりしていないか、施術料金が明確にされているかも、おさえておきたい大切なポイントです。
術後のアフターフォローを確認する
美容整形は、顔や体にメスを入れて、変化をくわえる施術をします。
そのため、何かしらのリスク、副作用はあります。
アフターフォローの内容を、しっかり事前に確認することが大切です。
施術した部分に違和感があるとき、自宅でのセルフケアで不安になった時、すぐに相談にのってフォーローしてもらえるかどうか確認して、安心して施術してもらいましょう。
医師と理想を共有する
こうなりたいという理想をしっかり医師に伝えることができるか、医師によるカウンセリングがあるかどうかが重要です。
自身のコンプレックス、解決したい容姿の悩みを、できれば施術をしてくれる医師に相談しましょう。
医師と相談して、アドバイスを受けながら、どのような施術の方法が適切なのか一緒に決められると良いでしょう。
そして、カウンセリングを受けた医師と同じ医師に施術をしてもらえると安心感も高まります。
顔の脂肪注入の注意点
顔の脂肪注入は、ほとんどの場合が自身の太ももや二の腕から吸引した脂肪を用いるため、吸引した部位に傷跡ができます。
また、脂肪の定着は100%ではありません。注入した脂肪の形状が変化することもあります。
しっかりとカウンセリングをうけて、一度で思うような結果が得られなくても、納得できるようにしてください。
まとめ
今回は、顔の脂肪注入が定着しない理由についてお伝えしました。 せっかく高いお金を出して施術をするのであれば、1度で成功させたいものですが、自分の脂肪を入れるのですから、しっかり定着できなくても不思議ではないかもしれませんね。 でも、成功して、しっかり定着してくれたら、その後は何度も注入する必要はなくなりますし、自分の肌に自信がもてたら明るい未来が開けそうです。 この記事を読んで、顔の脂肪注入が定着しない理由を理解してもらえたら幸いです。