裏ミッドフェイスリフトとは
裏ミッドフェイスリフトは、眼窩脂肪を下に移動させて頬の脂肪をリフトアップすることで、目の下のクマ・凹みを改善する施術です。
下まぶたの皮膚・筋肉と頬の肉を剥離して、脂肪を適切な箇所に移動させ、目の下〜頬の凹凸を滑らかにします。
目の下から頬にかけての顔の中心部分のたるみを根本的に改善することで、目の下の影でできるクマの治療が可能です。
脂肪除去や注入を行わずに脂肪を正しい位置に引っ張り上げて、自然な仕上がりを目指します。
また、年齢とともに下垂する脂肪を移動させるため、目の下のクマ改善だけではなく若返り治療としても効果的です。
裏ミッドフェイスリフトと同様に目の下のたるみをとる裏ハムラ法という治療法がありますが、こちらは目の下の膨らみを下の凹んでいる部分に移動させてクマを治療します。
裏ミッドフェイスリフトでは、裏ハムラ法で行う施術がすべて入っていてそれにプラスして、頬の脂肪の移動が入るイメージです。
裏ミッドフェイスリフトのダウンタイムは
裏ミッドフェイスリフトのダウンタイムの症状と期間は次のとおりです。
・腫れ・むくみ…約3日〜2週間
・内出血…約1〜2週間
・痛み・違和感…約1〜2週間
・抜糸…約7日後
裏ミッドフェイスリフトの施術は麻酔を使用するため、術中の痛みはなく施術直後に大きな腫れもありません。
腫れ・内出血が現れるのは施術の翌日からで、3日後に症状が強く現れることが多いです。
痛みや違和感などは約1〜2週間続きますが、約1ヶ月経つとダウンタイムの症状もほぼ治ります。
その後、約3〜4ヶ月後に完成と考えておきましょう。
また、裏ハムラ法と裏ミッドフェイスリフトのダウンタイムに大きな差はありません。
裏ミッドフェイスリフトは失敗する?
裏ミッドフェイスリフトは、高い技術力がある医師が行えば失敗する可能性が少ない施術です。
しかし、皮膚の中に血が溜まる・傷が開く・感染するなどのトラブルが起こる可能性はゼロではありません。
リスク・トラブルの可能性は、施術を受ける前にしっかりと説明を受け、万が一トラブルが起こったらすぐにクリニックを受診してください。
ここでは、目の下のクマ取り治療でよく見られる失敗例について解説していきます。
クマ治療失敗①脂肪のとり過ぎやとり残し
目の下の眼窩脂肪を除去してクマを改善する脱脂と呼ばれる施術では、脂肪のとり過ぎやとり残しが失敗の原因になります。
脂肪をとり過ぎると目の下の凹みが強くなり、余計に老けた印象になってしまいます。
逆に、脂肪のとり残しがあると期待する若返り効果が小さくなります。
眼窩脂肪の除去を行う際には、よくシミュレーションを行い施術中も状態をこまめに確認したりして、失敗を防ぎましょう。
もし、脂肪をとり過ぎた場合はヒアルロン酸や脂肪注入で対応し、とり残しがあった場合は再度脂肪除去などを行います。
基本的に裏ミッドフェイスリフトは脂肪を移動させる施術のため、脂肪のとり過ぎやとり残しといった失敗は起こりにくいです。
クマ治療失敗②脂肪注入の失敗
クマ治療で見られる次の失敗は、脂肪注入の失敗です。
皮膚のたるみがある場合は、眼窩脂肪の除去だけでは目の下が余計に凹んでしまうため、適切な箇所への脂肪注入も同時に行います。
目の下〜頬にかけてのくぼみに脂肪注入を行うことで頬のカーブを滑らかにしますが、脂肪注入では定着率を明確に予測することが難しいというデメリットがあります。
そのため、理想する効果が得られない可能性を理解しておきましょう。
知識・技術力のある医師を選ぶことを大前提とし、施術についてしっかり理解した上で治療を受けてください。
アフターフォローもしっかり受けられるクリニックを選ぶことも大切ですよ。
裏ミッドフェイスリフトでは脂肪注入は行いませんが、希望するイメージ通りの箇所に脂肪が移動できていない場合は失敗と感じてしまう可能性もあります。
施術後の細かいイメージについて、具体的に医師に伝えることで失敗を防ぎましょう。
まとめ
裏ミッドフェイスリフトは、目の下の脂肪と頬の脂肪を移動させてたるみを治療する施術です。目の下から頬にかけての凹みがなくなることで、目の下のふくらみ・たるみが原因でできていたクマを解消することができます。目の下のクマ治療は、脂肪除去・脂肪注入で行う場合や切開法で行う場合などさまざまです。当院では、切開法にミッドフェイスリフトを加えることで、一人一人のお悩みに適した施術を行なっています。形成外科出身の高度な技術をもった院長がすべての施術を担当しますので、安心してお任せくださいね。