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成長再生豊胸(血液豊胸)は失敗する?効果やデメリットは?

再生医療の分野で用いられている「成長因子」や「再生因子」が豊胸術にも用いられていることで気になっている方も多いのではないでしょうか。自身の組織を再生させることでバストアップができる成長再生豊胸や血液豊胸と呼ばれる豊胸術は、期待も高くなりますが失敗例やデメリットも多いことが現状です。この記事では成長再生豊胸について、その仕組みや効果、失敗例からデメリットまで詳しく解説していきます。バストにお悩みがある方はぜひ参考にしてください。

目次

成長再生豊胸(血液豊胸)とは

成長再生豊胸とは、成長因子を利用し自分自身のバストを成長させる豊胸術です。

メスを使う必要があるシリコンバッグや脂肪吸引を伴う脂肪注入と比べて体への負担が少ない施術のため、注目を集めています。

成長因子とは、再生医療の分野で用いられていて増殖因子・再生因子とも呼ばれています。

基本的に自分の血液に成長因子を添加したものをバストへ注入し、その成長因子の作用でバストの脂肪細胞を増殖させる仕組みです。

自分自身のバストを成長させるため、効果は半永久的とされています。

成長再生豊胸の失敗例とリスク

シリコンバッグや脂肪注入よりも体への負担が少なく、ヒアルロン酸注入より長期間の効果が期待できる成長再生豊胸ですが、まだまだ施術に関して明らかになっていない部分が多いことが実情です。

実際に、バストの成長が止まらないことやしこりができることなどの失敗例も報告されています。

成長因子自体は再生医療の分野で治療に用いられていますが、これはしっかりとした科学的根拠や多くの症例から裏付けられた効果があります。

しかし、豊胸術への応用と考えた場合、現在の美容医療では安全性が確立されていないため、本当に施術を受ける必要があるのか慎重に考えてください。

ここでは、失敗例とリスクについて紹介していきます。

バストが大きくなり続ける

成長再生豊胸では、bFGFという成分が脂肪細胞の増殖に作用しますが、この作用が長期間持続することでバストが大きくなり続けるという失敗があります。

PRP豊胸の場合、効果の持続期間は約3〜4年とされています。

しかし、血液を用いた成長再生豊胸の場合は、効果が消えずにバストがパンパンに膨らみ続けることがあるのです。

しかも、どこまでバストが膨らんでいくのかの予測ができず、成長が止まらなかった場合の対策が取れないことが現状です。

しこりができる

bFGFという成分は、脂肪細胞だけではなく線維芽細胞までにも働きかけますが、この作用がしこりの原因だと考えられています。

しこりは、PRP豊胸・ヒアルロン酸注入・脂肪注入でも起こりうるリスクです。

しこりができた場合は切除するしか方法はなく、しこりがバスト全体に広がってしまった場合は完全に除去することは難しいでしょう。

効果が得られない

成長再生豊胸では、バストの成長が止まらないこともあれば、まったく効果が得られないこともあります。

ヒアルロン酸注入や脂肪注入の場合ではヒアルロン酸が吸収される量や脂肪の定着率を明確に予想することが難しいですが、ある程度の目安はあります。

しかし、成長再生豊胸の場合は具体的な指標がないため、バストが大きくなりすぎることもあれば変化がないこともあるのです。

成長再生豊胸以外におすすめの豊胸術

成長再生豊胸は、今後の研究によって広く用いられる可能性もありますが、現状ではおすすめの豊胸術とはいえません。

当院でおすすめする豊胸術は、ヒアルロン酸注入です。

シリコンバッグや脂肪注入と比べて体への負担も少なく、ヒアルロン酸は元々体内にある成分で徐々に吸収されていきます。

効果は半永久的ではないため定期的な施術が必要ですが、その分チャレンジしやすい施術ともいえるでしょう。

初めて豊胸術にチャレンジする方や気軽にバストアップを叶えたいという方は、ヒアルロン酸注入を検討してみてください。

まとめ

成長再生豊胸(血液豊胸)は、バストの乳腺や脂肪を増やして自分自身のバストを大きくする施術です。異物を注入することなく、元々の自分のバストを成長させられることから注目されていますが、まだまだ不明瞭な部分が多い施術です。バストが大きくなり続けたりしこりができてしまったりなどの失敗やデメリットがあるので、より慎重に判断してください。当院では、ヒアルロン酸注入による豊胸術をおすすめしています。なるべくリスクや体への負担を減らしバストアップしたい方は、ヒアルロン酸注入を検討してみてはいかがでしょうか。当院では形成外科出身の実績多数の女性院長がカウンセリングから施術までを担当しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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