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プラセンタ注射の効果効能とはデメリットまで徹底解説!

美容や健康の目的で利用する方も多いプラセンタ注射ですが、効果効能やデメリットについて詳しくご存知ですか?プラセンタ注射は、気になるシミ・シワなどの肌悩みのケアから医療の現場まで幅広く活躍しています。そんなプラセンタ注射を安心して利用していただくために、今回は、効果効能や安全性からデメリット、保健適用についてまで詳しく解説していきます。

目次

プラセンタ注射とは

プラセンタ注射とはヒトの胎盤から抽出された栄養素や成長因子を注入する治療法のことです。美肌だけではなく、更年期障害や肩こりなどの不調の改善にまで幅広く利用されています。

プラセンタとは

そもそも「プラセンタ」とは哺乳動物の胎盤のことを指します。胎盤は、妊娠中に赤ちゃんへ栄養素や酸素を送る大切な役割をする臓器です。ヒトだけではなく哺乳動物の多くも妊娠期に胎盤ができますが、出産後は胎盤を食べてしまうそうです。これは、胎盤は栄養が豊富で出産で使った体力を回復させるためだといわれています。こういったことから、胎盤にはたくさんの栄養素があることがわかり、医療や美容の分野で幅広く使われるようになりました。

プラセンタ注射とサプリメントの違い

プラセンタ注射ではヒトの胎盤を用いますが、サプリメントなどで使われているプラセンタは豚や馬、羊などの哺乳動物の胎盤から栄養素を抽出しています。プラセンタ注射は定期的に通院が必要で、即効性が高いことが特徴です。それに比べてサプリメントは栄養補助食品として即効性はなくても、通院の必要がないことと低価格なことが特徴です。

海洋性プラセンタや植物性プラセンタとは

プラセンタ(胎盤)は哺乳動物にしかないため、海洋性プラセンタや植物性プラセンタはプラセンタ注射とは別物と考えたほうがよいでしょう。海洋性プラセンタは魚卵を包んでいる「卵巣膜」から抽出したもので、アミノ酸やヒアルロン酸、コラーゲンなどの栄養素が含まれています。植物性プラセンタは、胎盤と似た働きをする「胎座」から抽出したもので、アミノ酸やミネラルなどの栄養素が含まれます。 動物由来のプラセンタに含まれる成長因子が含まれていないため、プラセンタ注射やサプリメントとは別物だと考えておきましょう。

プラセンタ注射の効果効能

プラセンタは古来から不老不死の妙薬といわれていて、楊貴妃やクレオパトラ、マリー・アントワネットはアンチエイジングとして常用していたそうです。このように美容や美肌に対してのイメージが強いプラセンタですが、健康のために医療用に用いられることも多くあります。続いてはプラセンタ注射の効果や効能について詳しく紹介していきます。

プラセンタ注射の主な薬理作用

プラセンタ注射の薬理作用は次の通りです。 自律神経調整作用、内分泌調整作用、免疫賦活・調整作用、基礎代謝向上作用、抗炎症作用、創傷回復促進作用、精神安定作用、強肝解毒作用、乳汁分泌促進作用、抗アレルギー作用、体質改善作用、血行促進作用、血圧調整作用、疲労回復作用、食欲増進作用、保湿、美白、美肌、育毛促進

美容・健康への効果

以上の薬理作用から身体への具体的な効果としては次のものがあると考えられます。 全身の若返り効果、アレルギー軽減、シミ・くすみ・ニキビ・毛穴の開きなどの肌荒れ改善、肩こりの改善、更年期症状の改善、肝機能回復、肝臓組織の脂肪減少、生理不調改善、乳がん治療、美肌、美白効果

プラセンタ注射の効果持続期間と頻度

プラセンタ注射の効果には個人差があります。注射をしてすぐに効果を感じる方もいれば数時間経ってから体調の変化を感じる方もいらっしゃいます。一般的にその持続期間は2〜3日といわれています。そのため、週に2〜3回程度の投与でより効果を実感いただけます。定期的に投与することが、美肌や美白、健康維持のためにおすすめです。

プラセンタ注射の安全性

プラセンタ注射はヒトの胎盤から抽出したエキスを原料とすることで、感染症などの恐れがあるのではと不安に思う方もいらっしゃいます。そのため、胎盤を提供してくれる方がウイルスに感染していないか入念な健康チェックを行い、集められた胎盤は専門機関で検査を受けるなど厳しい条件をクリアしたプラセンタのみが使用されています。未知のウイルスに対する感染のリスクは0%とはいえませんが、現時点では、プラセンタ注射による健康被害の報告はありません。不安な場合はお気軽に当院にお問い合わせください。

プラセンタ注射のデメリットや副作用

プラセンタ注射のデメリットや副作用は0ではありません。デメリットや副作用についても正しく理解しておきましょう。

プラセンタ注射のデメリット

プラセンタ注射のデメリットは献血ができなくなることです。平成18年から厚生労働省の指示によって献血が制限されています。理由としては、vCJD感染のリスクを否定できないためです。献血ができなくなるのはヒト由来のプラセンタ注射を投与した場合なので、サプリメントや美容ドリンクでプラセンタを摂取した場合は、献血には影響しません。また、大きなデメリットではありませんが、プラセンタ注射は一度投与したからといって一生効果が続くわけではありません。したがって定期的にプラセンタ注射を続けていく必要があります。

プラセンタ注射の副作用

ASTRA BEAUTY CLINICのプラセンタ注射の副作用は次の通りです。注射刺入分の赤み、痛み、腫れ、内出血、まれに頭痛、吐き気、めまい、アレルギー、悪寒、発熱、肝機能障害。必ずしもあらわれるわけではありませんが、不安な方は事前にご相談ください。

プラセンタ注射が保険適用になる場合

プラセンタ注射は、厚生労働省が認可した次の病気の治療に用いる場合は、保健適用となります。 更年期障害、乳汁分泌不全、慢性肝疾患による肝機能障害。 美容目的のプラセンタ注射は保健適用外となりますので、ご注意ください。

まとめ

ここまでプラセンタ注射について詳しく解説してきました。プラセンタ注射とはヒトの胎盤から抽出した栄養素や成長因子を投与することで、全身の若返りや肝機能改善などさまざまな効果が期待できる治療法のことです。安全性やデメリットも理解して、安心してプラセンタ注射をご利用くださいね。ASTRA BEAUTY CLINICでは無料カウンセリングも行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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